【ママチャリ】自転車で神戸~名古屋 後編

限界ラン

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2013年8月17日~18日にママチャリで名古屋に行ってきたレポの後半。
前半の記事はこちらからご覧ください!

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神戸に向けて出発

朝9時頃に起きて、ゆっくりと朝食をとるなどして10時頃に名古屋を出発。
こんなに出発が遅い理由は、昨日走った感覚からこのぐらいの時間に出発しても
神戸に今日中に着けるかなー、とおぼろげながら思ったからだ。

だけれど、この甘い計画が災いして後ほど苦しめられることに…(ll´д`)

そんな訳で名古屋を10時頃に出発し、また淡々とペダルを回し続けた。
ルートは往路はR1とR23を通る道で行ったが、復路は最初からR1をなぞるルートにした。
昨日死にそうになったからR23へは絶対に行きたくなかったのは勿論のことだけれど、
このルートを選んだ一番の理由は酷道の名で名高い石榑峠へ行くためである。

なんと国道なのに大型車を物理的に通さないためのブロック塀があるらしい(゚д゚)

ひとまずはその酷道を目指して走り続けた。

酷道421号、石榑峠

石榑の麓までは難なく辿り着くことができた。
だけれど、そこから先は大変な激坂で本気で死にそうになった。゚(゚´Д`゚)゚。

往路の鈴鹿峠が峠道とは思えないレベルのユル坂だったので、こっちもどうせ緩いだろ (ノ∀`)
と考えたのが運の尽きだった。

でも、そんな石榑峠だが清流を横目に走ることができるなかなか気持ちのいい峠でもあった。

特に途中にあった宇賀渓というところにあったキャンプ場は清流を望ながらキャンプができる
最高のロケーションだったので、いつの日かここでキャンプをするのもアリだなと思った。

そんな宇賀渓を通り過ぎてから石榑峠の頂上までの道は、
一層きつさを増し、道も荒れていてメチャメチャハードだった・゚・(つД`)・゚・

きつかったけれど、足つきは写真を撮るとき以外はせずに登り切ることができたので、
よく頑張ったぞ、自分となった。

登り切ったご褒美の石榑峠の頂上からの展望は、
なかなかに開けていてなかなかに素晴らしかった。

鈴鹿山脈がオレンジ色に染まっていて美しいなと思うとともに、
昨日あそこにいたんだなあと感慨深い気持ちにもなった。

ナイトライドふたたび

ひょんな気持ちになりながらも、登りでだいぶ時間を使ってしまったため先を急ぐ。
下っている途中に見えたダムが夕日に映えていて美しいと思うと同時に、少し気持ちが焦る。

焦って信号無視などすると自己のもとになるので、焦る気持ちを抑えつつペダルをひたすら回す。

しばらく走ると、大好きなシャトレーゼがあったので思わずピットイン。アイス美味し。
食べ終わるとまた再出発。ここで陽はおちてしまった。ナイトライドのスタートである。

夜に自転車で走るのは気温が低くて走りやすい一方で、
目の前に見える景色が単調になってしまい少し退屈になる。
せっかく普段踏み入れないような土地にいるのに、その風景を楽しめないのは残念だ。

真っ暗闇に包まれた滋賀をひたすら淡々と走り続けると、
ようやく京都との県境に位置する山科の峠に差し掛かった。

もうすでに底を尽いている体力を振り絞って惰性で登って、なんとかクリアー。
そして、また一度は来てみたいと思っていた京都タワーにたどり着いた。

京都に来るのは修学旅行以来初めてだったのだけれど、
ママチャリでまたここに来ることになるとは思いもしなかっただろう(笑)

京都タワーのイルミネーションはとても綺麗で、
ついでに京都タワー地下にある銭湯にもまた入りたくなったけど、
ここで入浴したらいよいよ動けなくなりそうだったので、先を急いだ。

満身創痍のフィナーレ

京都から先は、往路はR2を通っていったが、復路は国道の起点に用がないし、
何よりも体力に余裕が無かったので神戸まで最短距離で行くことができるR171を走った。

脚にはサポーターをつけていたため痛みこそないが、かなり疲労していることが感じられた。
また、両手は完全に痺れて感覚がマヒしていて、ハンドルを握り続けるのが辛かった…。

そんな身体に多大なダメージを負っている状態であったけれど、精神状態はかなりハイだった。

これが俗に言うランナーズハイというやつなのだろうか。
今はそんなことも気にする余裕もなかったので、ただひたすらペダルを回す。

途中尼崎で警察から深夜徘徊を理由に人生初の補導をされるなどのイベントを経て、

伊丹、西宮、夙川、芦屋、、、、

そして、ようやく本旅の終点である神戸に辿り着いた!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

ゴールした瞬間は、嬉しさよりも圧倒的な安堵感の波にのまれたけれど、
後からジワジワと大きな壁を乗り越えた達成感と、
自分にとって未知の世界を切り拓くことができた喜びを感じた(* ´ ▽ ` *)

想像以上にハードで、次の日も鉛筆を握れなくなるほど握力が死んでしまう後遺症に
苛まれたけれど、それに見合う大きな成果を得ることができたので挑戦して本当に良かった。

本旅は、完全に自己満足なチャレンジで、特に表彰されたりなどはしないけれど、
圧倒的感動を得られたとともに一生忘れられない思い出をつくることができたように思う。

皆さんも、ママチャリで旅に出かけてみませんか?

●Log
総走行時間:23時間16分
総走行距離:427km
平均速度:18km/h
最高速度:62km/h

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