【自転車】パミールハイウェイ旅行記 その2(ワハーン回廊①)

長期ツアー
スポンサーリンク

Taxi to Pamir

8月12日(火)朝6:00、宿を出てシェアタクシー乗り場へと向かった。乗り場の場所は、ドゥシャンベ滞在初日にすでにリサーチしていたので、迷うことなく足を運ぶことができた。


大量のシェアタクシーが眼前に映りとりあえずひと安心。インドと比べるとレクサス・ランクル(しかもわりと新型)など、全体的に高級車がたくさん停まっているのが伺える。


タジキスタンは、○○スタン系の中でも最貧国なのに「なぜ高級車がたくさん…」という感じではあるが、あまり深く考えないようにする。ちなみに、10年前タジキスタンの大統領が盗難車に乗っている疑惑を掛けられ、ドイツとの国際問題に発展したらしいw

ホログ行きのシェアタクシー乗り場

シェアタクシーを利用する場合、乗り場が変わっている可能性もあるため念のため前日に下見しておくことを勧める。前日時点だと、時間帯によりタクシーがいない可能性もあるが、周りの人に聞いたらだいたい乗り場が合っているか・集合時間が何時くらいかは把握できる。

ホログ方面行きのシェアタクシー乗り場(※2025年8月時点)

私が前日12時頃に行った際は、シェアタクシーがたくさん停まっていたため複数人から情報収集ができた。金額はドゥシャンベ→ホログで250~400ソモニ(4,000円~6,300円)が相場。自転車を輪行する場合、十中八九プラス100ソモニ(1,500円)ほど手間賃が掛かると言われる。

結局前日に価格交渉したドライバーの車には乗らなかったが、古めの車で350ソモニ、ランクルで400ソモニ(輪行代込み)の金額で合意できたので参考まで。

ちなみに当日の集合時刻は6時~8時が目安。ホログまでは600kmあり、通常休憩時間込みで15時間ほど掛かるので、ホログでの到着時間を考えると朝6時にはシェアタク乗り場にいた方が良い。

自転車を輪行袋に入れていると、シェアタクのドライバーが歩み寄ってきて「乗らないか?」と持ち掛けてきた。車はランクルで停車位置は一番出口から近い好ポジション。荷台にすでに約2名分の荷物が積まれているのが伺えた。


「これは金額によっては絶対乗りたい」と思い価格交渉開始。

最初ドライバーから600ソモニとふざけた金額を提示されたが、最終的に450ソモニ(7,000円)で決着した。下見時の値段より50ソモニ(750円)高いが「早く着ければそれで良いや」と思い妥協。実際ほかのシェアタクよりも早い、朝7時前には出発できたので英断だったと思う。

耐久タクシー

乗客9人が揃ったところで、いざホログに向けて出発!!


まわりの車に幅寄せしたりパッシングしたりしながら、ドライバーはガンガン先へ進んでいく。

ドゥシャンベからホログへ向かうルートには、4,000m級の峠を越える北ルートと、比較的平坦で舗装が進んでいる南ルートの2つがある。北ルートはおよそ60km短い分、選ばれる可能性もあるのかと思ったが、私たちのタクシーは迷うことなく南ルートへ突き進んだ。

実際、パンジ川沿いに出るまでは舗装路が多く、時には120km/hを超えるほどの超高速巡行。まさに地元ドライバーならではの走りだと感心した。

隣に座っていたタジク人の方とは「この景色、本当にきれいだね」と談笑しながら、乗ること約7時間。
ホログの手前120kmほどにあるDekh村で、ようやくお昼休憩に入った。

。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。*゚+

車を降り、目の前に佇んでいるのはかなりローカル感マシマシのレストラン。

「これは英語通じない可能性高そうだな・・」と腹を括って入店すると、ロシア語も通じずタジク語のみ対応のお店で、ちょっとしたピンチ到来w

周りを見渡すとプロフを食べている人がいたので、「あれが食べたい!」とジェスチャーを交えて話してみたら、しっかり伝わり無事注文できてひと安心。

会計に進もうとすると定員さんが「コーラもいるか?」と気を遣っていってくれたので、「ほしいです!」と伝えてお会計を済ました。


そして出てきたのがこちら。


「コーラじゃなくてエナドリじゃねーか!!」

この後も、隙あらばエナドリの飲用を勧められる日々が続くこととなる…
(なんでこの国の人間はこんなにエナドリが好きなのかw)

タジク人の軍人の子が「一緒に食べよう」と誘ってくれたので、
日本の写真を見せたりして談笑(?)しながらプロフを堪能した。

。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。*゚+



そして出発から9時間。ようやくホログに到着!!
車の性能・ドラテク・検問の顔パス力すべてが最強クラスの方だったお陰で、通常より5時間くらい早く到着してビックリ。

お陰で明るいうちに宿に到着でき、のんびりビールを堪能できて最高だった。

ワハーン回廊へ

タジキスタン名物エモマリ・ラフモン兄貴のクソデカ看板を横目に、ホログを出発!!


小高い丘から見下ろすホログの町。上から見ると、砂漠の中のオアシスと呼ぶのに相応しい険しい環境の中に町が形成されていることが伺える。


町中を抜けてワハーン回廊の1本道に突入すると、道は徐々に険しさを増してくる。


ドゥシャンベ・ホログ間の道はそこそこ交通量があったが、ワハーン回廊に入るとガクッと交通量も減り、車は30分に1度車が来るか来ないか程度にまでになる。

そして早々に路面の舗装も消失。時々横を通り抜けていく車から排ガス混じりの砂埃を浴びながらひたすらにペダルを回す。


グラベルを走り続けること幾時間。ちょっとした集落に差し掛かり、集落内の激坂をヒルクライム。すると沿道にいた少女がやって来て、手元に持っていたリンゴをお裾分けしてくれた。


ホログからずっと小さな集落はあっても商店は見当たらなかったのでとてもありがたい。
リンゴの味の方は、日本のものと同じくらい甘くて美味しかった。


リンゴでパワーを回復し、進むこと1時間。待望の商店(магазин)に到着。

ここの時点で標高2,000mくらいあるが、陽射しのせいで全く涼しくなく喉はカラカラ。「キンキンに冷えたコーラでも飲みたいな~」と思い入店。そして店内の冷蔵庫に目を向けると

何ということでしょう。ものの見事にエナドリとアルコール飲料しか無いではないか笑

誠に遺憾ではあるが、常温のファンタと謎のアイスキャンディーで我慢することとなった。


。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。*゚+

ガラムチャシュマ温泉(Гармчашма hot spring)まであと19km…!!

ガラムチャシュマ温泉

時おり斜度10%を上回る激坂ダートをヒーヒー言いながら登り続けること小1時間。ようやく目の前に人工物が見えてきた。ガラムチャシュマ温泉の温泉街である。


Google mapにはほぼ情報が無かったので温泉以外何も無いのかと思っていたが、実際はかなり観光地化されており露店でアクセサリーや串焼きなど様々なものが売られている大盛況ぷりだった。

公園でお散歩していた方にオススメしていただいた宿“Garam chashma hotel”(60ソモニ/1泊)にチェックインして、お目当ての温泉施設に向かう。




下調べでは温泉施設は有料だと聞いていた。けど実際行ってみると、個室のみ有料で大浴場の方はなんと無料。大浴場があるのは男性用のみなので女性は個室の利用が必須ではあるけど、これはとても嬉しい。しかも24時間入り放題とか。

肝心の泉質については、草津温泉よりも優しめの単純硫黄泉。群馬だと老神温泉くらいのピリピリ感がする硫黄泉で、顔を洗っても目が沁みない丁度良い湯あたり。硫化水素(硫黄)の香りがしっかりとして温度も40℃くらいだったのでいつまでも浸かっていられるとても良い温泉だった。


ただ、日本と違ってパンツ履いたまま入浴している欧米人が数名いたり、プールみたいにバシャバシャ泳いでいるキッズがいたりしたので、好みは分かれるかも?

。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。*゚+

温泉を堪能した後は、宿に戻ってディナータイム。喉と鼻の調子が怪しかったので、身体に優しいスープを注文。スープには、自家製チーズや大きめに切られたラム肉が入っていて、めちゃ絶品だった。



部屋に戻ると、一晩を共にするタジク人のルームメイトがチャイを淹れてくれたので、ホッと一息してから床に伏した。

明日はどんな一日になるのだろうか・・・

その3に続く

\ 筆者のTwitterはこちら /
最新情報をお届けします。
長期ツアー
スポンサーリンク
この投稿をシェア

コメント

タイトルとURLをコピーしました