年越し宗谷岬2024 その2 (音威→天塩)

長期ツアー

スポンサーリンク

北海道の朝は早い

けたたましい除雪車のサウンドが地面から響き渡り、ハッッと目を覚ます。

辺りはまだ真っ暗だが、起きてしまったのでそそくさと寝袋を仕舞い、セコマを目指す。

2023年12月29日AM6:30 セイコーマート 音威子府店

暖かい店内のイートインで、しかも約1年ぶりに食べるセコマパスタ。
これは美味しくないはずがない。夢中ですすって、あっという間に完食。

バラクラバを装備して、いざ出発。

トナカイの町、幌延へ

出だしから良質な圧雪路面が広がっており、走っているととても心地よい。


私は45NRTHのKAHVA 2.1インチ、相方はシュワルベのマラソンウィンター 35cだが、
どちらのタイヤでも気持ちよく走れるレベルの路面の完成度で、さすがは道北といったところ。


天気はあいにくの曇り空ではあるが、今日の移動距離は100kmで途中山越えもある。
走っているうちに天気が回復してくれることを期待しながら進む。

しばらく走っていると、おぼろげながらパトカーが数台視界に映る。
スピード違反でも誰かやらかしたのか?と思いながら近づくと、なんとトラックが横転していた。


単調な道なので居眠り運転をしてしまったのか経緯は分からないが、自分も注意したい。

現場からしばらく走ると、道路脇から手負いっぽい鹿がひょっこりと登場。
もしかして、君がさっきの事故の犯人なのか…?!

。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。.。・.。゚+。。*゚+

やや単調な道を駆け抜け、ようやく幌延のセコマに到着ッ!

自転車を停めようと店舗脇に目を移すと、先客の自転車がズラリと並んでいた。


自転車の主「ツイッター見てます!いぶきさんですよね?!」
わたし「?!?!」

このような絡み方をされたことがあまり無かったため戸惑いが隠せなかったが、
どうやらフォロワーの方だったようだ。

日本一周を彼女と一緒に達成した大物ツイッタラー・りょうすけさんで、
今回はCUCCのいち団とともに来ているとのこと。

前回22年の年越し宗谷でも、最初に遭遇したチャリダーが
CUCCの方々だったこともあり、どこか縁を感じて感慨深い。

お話を聞いていると、1回生も先輩・OBから装備を借りて参戦しているとのことで、
層が厚いサークルはやはり強いなと関心してしまった。

別れ際にチョコを差し入れして、再出発。また宗谷岬で会おう!!

トナカイ観光牧場

せっかくまた道北に来たということで、
以前看板を見かけたときから気になっていたトナカイ観光牧場へ。


人生で初めて見るトナカイ。
カラダは意外と小さく、目が普通の鹿よりもちょっとギョロッといて怖い・・・笑


ツノを一生フェンスに引っ掛けながら草をむさぼるトナカイ兄貴


きゅんきゅん

この牧場、観光目的で飼っているだけの施設かと思いきや、
実は食用・ツノ革を生産するための家畜として飼育している、牧場だとか。

実際にトナカイ肉のソーセージも販売されていた。

味はジビエよりもクサみがなく、どこかクセになる味だった。
豚や牛を混ぜているからかもしれないが、個人的にはかなり好きな味かも。


原材料:トナカイ肉(迫真)

北海道幌延町
¥7,000 (2024/10/26 18:32時点 | 楽天市場調べ)

良質な圧雪路と利尻富士を堪能

さきほどまでは晴れ切らない微妙な感じの天気だったが、
トナカイ牧場を発つと一気に雲が晴れた。


眼の前にはオロロンライン、その奥には利尻岳がどっしりと構えている。
冬の北海道で、一度は利尻岳を見たいと思っていたが、
その願いがこんなにも早く叶うとは思わなかった。感無量。


茜色に染まったアイスバーンを堪能しつつ、本日の目的地・天塩に到着。



明日はいよいよサロベツ原野、天気は良さそうだが果たしてどうなるのだろうか・・・。

その3に続く

コメント

タイトルとURLをコピーしました