はじめに
2021年度の冬、年越し宗谷に初挑戦し、あの時はまだ学生ながらも見事達成することができた。
だけれども、その時予定していたサロベツ海岸経由での達成はできなかった。
今回は、この未完走区間を走りきったうえ年越し宗谷を達成することで、
過去の自分に打ち勝ちたいと思い、ふたたび北海道の地に飛び発つにいたった。
北の大地へテイクオフ
北海道までは、最寄り駅から電車→飛行機で輪行すべく駅に向かった。
当初は、パッキングする時間を多めに40分見込んでいたが、
寝坊してしまったため15分しかなかった()
何とかなるだろうと急いでパッキングしたが、やはり間に合わず一本遅い電車に乗る羽目に。
この影響で空港の保安検査通過もギリギリになり、空港で名前を呼び出されてしまった😇
とても情けないので、次回以降は余裕を持った行動を心がけたいところ。
幸先不安な出来事がいろいろあったが、何とか新千歳空港に無事到着。
そしてパッキング解除!
カーボンフレームを輪行したのは初めてだったが、傷ひとつ付いていなかったのでひと安心。
今回は新たにサランラップを使って保護をしたのが労をこうしたのかもしれない。
空港付近の路面状況は地獄
初日はとりあえず夜に旭川で大学時代の友だちと会うということは決めていたが、
それ以外は特に予定はなし。
そのため、とりあえず電車賃を浮かす&カロリー消費を目的に岩見沢まで向かうことにした。
今年の年末年始は暖冬との予報だったこともあり、空港から10kmは道路に雪はなく一面泥水まみれ。
この日のために洗車をしてきたが、さっそくドロドロになってしまい気が滅入る。
さい先不安ではあるが、くよくよしていても仕方がない。
ということで、さっそく疲れてしまった心をジンギスカンで癒すことにした。
サッポロビール庭園にあるレストランヴァルハラ。
ここはいつ行ってもガラガラなので、とてもオヌヌメ。
冬の北海道はやはり道道が一番!
幹線道路は泥まみれの惨状ではあったが、岩見沢方面に伸びる道道45号に入ると様子は一変。
一面の銀世界が広がっていた。
今回は45NRTHというメーカーの極太タイヤを使用しているが、
Marathon winterでも楽しく走れそうな良質な圧雪路を進む。
夢中で圧雪路を進んでいたのも束の間、スタートが遅かったこともあり早くも陽が傾き始める。
日が沈みかけるとともに、天候が徐々に悪くなり若干の雪に降られる。
反対車線は車線が少なかったが、幸いこちらの車線は3車線あったのでなんとか耐え。
岩見沢市街地に入ると、完全に陽は落ちてしまった。
ナイトランはしたくなかったが、ゴールまで5kmもないのでまあ許容範囲だろう。
始まりの地、音威子府へ
若干の雪に降られながらも岩見沢に到着。そして再び輪行袋に自転車を放り込み電車に乗り込む。
これはTwitterを見て後から知ったのだが、岩見沢から北の町、
滝川周辺で大雪により通行止めとなっていたらしく、ここで輪行したのは正解だった。
若干の遅れがありながらも無事旭川に到着し、友だちと合流。
そして、我々は旭川の町に溶けていった…。
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旭川の「魅力」を堪能したところで、
さらに北の村・音威子府目指して特急「サロベツ」に乗り込む。
が、ここで問題発生。
座席後ろのスペースに自転車を置く前提で、一番後部座席の指定席券を確保したが、
なんと壁に固定テーブルがあったため自転車は置くことができず。
幸いトイレ前に広いスペースがあり、今回は幸いそこに置くことができたけれど、
状況によっては困ったことになりそうなので注意したいところ。
宗谷本線といえば遅延・運休のイメージがあったが、幸い30分程度の遅れで無事到着。
音威子府駅、有名な駅そばがなくなってしまったものの雰囲気の良さは健在。
輪行を解除していると、終電が過ぎているにも関わらずもうひとりおじさんが。
話しかけてみるとなんと終電を乗り過ごしてしまったとのこと。
心配になったので近くの宿を教えてみたが、なんと気合で乗り切るとのこと。
がんばってください・・・!
自転車を組み立てところで、記念写真を撮っていただくなど。
おじさんとは駅でお別れして、我々は夜の音威子府にくり出す。
村中が街灯の優しい光で包まれていてとても幻想的だ。
走り出して束の間、野宿スポットに到着。そして暫しの睡眠。
この夜は-12℃まで下がったが、強力なシュラフのお陰でポカポカだった。
ナンガはいいぞ。
その2に続く
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