【インド】ヒマラヤ自転車旅 事前準備

旅のヒント
10代 一般男性
10代 一般男性

自分探しの旅をするためインドに行ってみたい!
だけど、何を準備したら良いか全然わからない!!

いぶき
いぶき

はい!インドで本当の自分、見つけたいですよね。

本記事では、実際にインドで9日間旅した筆者が、事前にどのような準備をしたか紹介します!

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6か月前:インドを知る

攻略方法を練るためには、まずインドがどのような国なのか知らないことには始まらない。
ということで、書籍を購入してインドにはどのような文化・風習・名所があるのか勉強した。
購入した書籍は①地球の歩き方 インド、②地球の歩き方GEM STONE ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベットの2冊。
書籍①はインド全体の文化・風習・旅行の留意点が細かく書かれていてとても参考になる。また、書籍②はラダック特有の事情・どのような名所があるか?ということから、高山病対策・ラダック語の会話など、ラダックに行くなら知っておくべき情報が盛りだくさんの良書だ。

6か月前:英語の勉強

恥ずかしながら筆者は、出発半年前の時点で英語力が全然なかった。大学受験期にはそこそこ筆記の勉強はしていたが、英会話の実践経験はほぼ皆無。だが旅行まで6ヶ月しか残されていないということで、「簡単なフレーズをさっと頭から引き出すトレーニング」と「現地の人が良く言うフレーズを覚えること」この2点に注力した。
勉強に使った参考書は、①トラベル英会話ハンドブック、②キクタン英会話 海外旅行編の2冊。トラベル英会話ハンドブックは6~3ヶ月前の期間に3周、キクタン英会話 海外旅行編は2ヶ月前~の期間に4周くらい回して、直前1ヶ月はAI英会話なども併用して勉強した。結果、旅行中最低限の会話は滞りなくできたので、まあ及第点だったのではないかと思う。とは言え、込み入った雑談まではできなかったので、今後回数を重ねてスキルアップしていきたい。

ラダックの言語

インドの公用語は、ヒンディー語・英語の2つからなる。そのため、インド全域において基本的には英語でコミュニケーションが可能だ。
ラダックにおいても状況は変わらず、だいたいほぼ英語で話ができる。また、道路標識や店先の看板、テレビニュース、食料品の表示などほぼ全て英語表記だったため、旅中特にこの点で苦労することは無かった。(新聞はなぜかヒンディー語のものが多かった?)
ただしディスキットなどの若干郊外寄りの町だとラダック語しか話せない人もいたので、過信は禁物。地球の歩き方GEM STONE ラダック ザンスカール スピティ 北インドのリトル・チベットの巻末にラダック語のフレーズ集が記載されているので、最低限のフレーズは覚えておいて現地の方々に失礼のないようにしたいところ。

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4か月前:航空券の購入

航空券はだいたい1年前に予約開始されて、出航日が近づくにつれて値段が上がっていく、というのが通例なので、日程が固まり次第すぐ予約するようにしたい。航空券の料金比較は、skyscannerskyticketを使って行い、実際の航空券の購入は各航空会社の公式サイト経由で行った。
今回購入した航空券は、成田空港からデリー空港の往復はマレーシア航空、デリー空港からレー空港の往復はインディゴ航空のものを購入。料金はそれぞれ、マレーシア航空が35kgの超過手荷物料金込で119,310円、インディゴ航空がスポーツ荷物料金+5kgの超過手荷物料金+受託手荷物1個追加で56,007円とそこそこ良いお値段が掛かった。
実際に乗ってみた感想としては、マレーシア航空は非の打ち所がない素晴らしいサービスを受けられて大満足だったが、インディゴ航空はあまりオススメできない。理由は、インディゴ航空のデリー・レー便は謎の欠航が多く、日本に帰られないリスクがあるように感じられたからだ。現に、MYTが乗ろうした帰りの飛行機が欠航となり、代わりに別の飛行機に乗るため4万円ほど追加で支払う羽目になっていた。
インディゴ航空が欠航しまくっていた一方で、ビスタラ航空などの他社はあまり欠航していなかったので、価格差があまり無い限りはインディゴ航空は避けたほうが無難だと思われる。

なお、航空券を予約する際、パスポートの旅券番号が入力必須の航空会社が多く存在する。航空券の購入前にはパスポートも手に入れておきたい。

2か月前:ホテルの予約

インドでは、よほどのピーク時で無い限り当日アポなしで泊まりに行っても問題ない。けれど心配性だった私たちは、念のため1日目のデリー空港周辺のホテルと、2日目のレーのホテルを予約しておいた。
使用したアプリは、agodaBooking.comのふたつ。デリーやレー、ディスキットなどの都会ではだいたいこの2つを使っていればこと足りる。
一方で、ラダックの郊外はアプリ上でホテルが表示されないが、名前がついている村にはだいたい宿がある。多かったパターンとしては、レストランが宿も運営しているスタイルのお店で、レストラン裏手にホームステイ用の建物が併設されている。料金はだいたい1泊1,000円前後で、宿の場所は現地の方に聞いたらだいたい教えてもらえる。けれど、こういった宿はトイレがインド式だったりシャワーが無かったり何かしら問題があったりするので、ボディシートや水なしシャンプー、トイレットペーパーなどはやはり持ってきたほうが無難である。

偽物の宿に注意

agodaやBooking.comでホテルを検索すると、一見とても良さげなホテルが見つかるかもしれないが、予約する前に一度踏み留まって欲しい。
というのも、実際のホテルと写真や位置情報が異なっていたり、悪い場合だとそもそも存在しないホテルが載っているというケースが、特にデリー空港周辺で数多く見受けれた。
このようなホテルを見破るために、まずレビューを見て問題ないことを確認したうえで、Google mapでちゃんと存在するホテルであることを見ておくのを推奨する。

1か月前:eビザの申請

インドに入国するためには、ビザが必要(2024年9月時点)となる。ビザの種類はeビザ・アライバルビザ・一般ビザの3種類あり、それぞれの違いは以下の吹き出しを参考にしていただきたい。一般ビザは手続きがとても面倒なので、大半の人はeビザかアライバルビザを取得していると思われる。

ビザの種類

①eビザ
・事前にネットで申し込みと支払いをする。
・有効期限:30日(入国2回まで)、1年、5年(入国回数無制限)
・滞在可能日数:180日まで
・料金:2,500USドル

②アライバルビザ
・入国審査時、現地で手続きする。
・有効期限:60日(入国2回まで)
・料金:2,000ルピー

現地での不安要素をなるべく減らしたいと考えた私たちは、eビザを購入することに決定。申請はインド政府のオンラインビザシステムにて行い、申請後4日後くらいで承認メールが届いた。(詳しい申請方法は「インド eビザ 申請方法」とかでググってください。)
承認されるとオンラインビザシステム上の“Print e-visa application”よりビザのPDFデータをダウンロードできるようになる。ビザは基本入国時しか使わないのでそこまで枚数は必要ないが、4枚ほど印刷して別々のカバンに分散して忍ばせておくことをオススメする。

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1か月前:高山病予防薬の入手

ラダックは、飛行機が着陸した場所の時点で標高が3,256mもある。何も高地順応していない状態でいきなり富士山8合目付近まで行ってしまうということで、当然高山病に罹るリスクが極めて高くなる。このリスクを軽減するため、私たちはダイアモックスという高山病予防薬を事前に入手することにした。

高山病対策についてはこちらの記事↓で詳しく書いているので、参考にまで。

1か月前:SIMカードの購入

ラダックで使用するSIMカードは現地でしか購入できないが、トランジットで立ち寄るクアラ・ルンプールや、デリーで利用可能なSIMカードはAmazon等ネット通販で事前に購入することができる。
私が購入したSIMカードはアジア28カ国で10日間6GB使用可能なSIMカード。通信速度は普通に早く、またレー以外でも何かとスマホの使用機会は多かったためとても重宝した。

ラダックで他地域のSIMカードは使用不可

パキスタンと休戦中、かつパキスタン・中国との国境付近にラダックが位置するという軍事的理由により、ジャンム・カシミール州全域において、インターネット通販やインド他地域で購入したSIMカードによるネット通信ができない。そのためラダックでネット通信を使用するためには、現地でSIMカードを購入するか、ホテルのWi-Fiだけ使用する縛りプレイをする必要が生じる。
SIMカードは、レーのメインバザールにあるAirtelで入手できる。夏場は土日祝日でも開いており、営業時間は朝9時~20時。利用プランは①450ルピー(≒765円)1GB/1日、②550ルピー(≒935円)1.5GB/1日、③650ルピー(≒1,105円)2.5GB/1日の3種類あり、いずれのプランも1ヶ月間使用できる。
Airtelは、客の人数に対して従業員が少なすぎたためかなりの待ち時間を要したが、格安で高性能なSIMカードを入手できたのでまぁ良い買い物ができたと思う。

1週間前:クレジットカードの制限解除

クレジットカードをいきなり海外で使うと、不正利用と間違われてカードの利用停止を食らってしまう可能性がある。また私が使用している三井住友カードは特に感度が敏感だと聞いていたので、事前にカードデスクに電話して利用制限を出国日~帰国日のみ解除した。
結局インドでは、あまりクレジットカードを使う機会は無かったが、空港内での支払い(キャッシングやレストラン等)では活躍したので、なるべく確実に使える状態にしておいたほうが良いと思われる。

1週間前:旅行保険の加入

一般的に、現状インドは他のアジアの国と比べても、病気やトラブルに遭う可能性が高いと言われている。また、ラダックでは高山病などのリスクも付き纏ってくる。
海外旅行保険は種類が多過ぎてどれを選ぶべきかかなり悩んだが、最終的にソニー損保の海外旅行保険を選んだ。この保険を選んだ決め手は、今回1番お世話になる可能性が高い“治療・救援費用”が1億円まで補償される保険のなかで、他社と比べて最安だったため。また、ソニー損保はあまり悪い噂を聞かないし、その他の補償内容も悪くなかったので、この保険を契約した。
9日間で7,280円と、一般的な海外旅行保険と比べるとやや高額だが、初めてのインド旅行に金銭面の不安なく臨むことができたので契約して良かったと思う。

さいごに

いぶき
いぶき

以上で、インド自転車旅に際しておこなった、事前準備の紹介とさせていただきます。
本稿はぶっちゃけ、サイクリング部の後輩がもっと海外ツアーに行って欲しい!という下心があって執筆した記事ではあるのですが…

これからインドにチャレンジされる方々の参考になればとても嬉しいです!笑
それでは!!

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